ある朝起きたら、輝いていて当たり前だった太陽がなかった。
本当に、唐突になかった。
ちらっと太陽の具合が悪いらしいよ、という話はきいていたけれど、
まさか突然消えてしまうなんて夢にも思わなかった。
だから、それは闘病の末の、がんばり抜いた、生き抜いた到達点ではあるけれど、
突然知ったわたしには、まるで太陽がなくなったようだった。
もう:荼毘にも付され、お別れの会もないという。
先生らしい。うん、らしいですよ、先生。
「ばか、あとはおまえ、自分の希望は自分で見つけろ!俺がヒントたくさんやっただろ」
って、どこかからしかられる声が聞こえるような気がします。
「だけどなあ、お前は本当にばかだから、わかんねえかもな(笑)」
そんな意地悪な声も…。
でも全部愛だった。愛ばかりの人だった。
誰もがそういう。
先生と接した人は。
愛を与えることばかりで、自分が愛されることをうっかり忘れていたりした。
思い出して、さみしがってたりした。
「いつも心に太陽を持って、みなさんは生きていくのです!」
きっと、太陽は昇るでしょう。
何ヶ月、何年先になるかわからないけれど。
先生、本当に本当に、ありがとうございました!
ありがとうございました!